隣の芝は青い
日本に住んでいると外国の話を聞いて「隣の芝は青い」と思い込むのだと思う。
例えば北欧の話を聞いて医療が無料、学費も大学まで無料なんて聞いたら日本は遅れているみたいな政治家やコメンテーターなどが日本政府を叩いているのをよく見ます。
医療が無料、学費も大学まで無料なんて誰が出すのかと言えばもちろん政府が税金を当てます。
当然税金も高くなります。
その事を何も言わずに北欧は凄いとか言われても馬鹿としか言えない。
まして北欧に住んでもいないで北欧の話をしても説得力が有りません。
6歳の時、町の近くに引っ越しするまでは、私が生まれて住んでいた北海道の田舎の山奥は、電気・ガス・水道が有りませんでした。
朝は太陽が昇ると起きて、夜の明かりはランプ、お風呂は五右衛門風呂。
トイレは、離れに有る納屋の中にぼっとん便所でした。
6歳の秋に引っ越しした先には、水道とプロパンガス有りました。
お風呂はステンレスの桶でガスで沸かすタイプ。
トイレはぼっとんでしたが家の中で出来るようになりました。
北海道なので冬は石炭ストーブでしたね、のちに石油ストーブに変わりました。
今と昔を比べると月とすっぽんの違いが有ります。
今、思うと日本が高度経済成長したいたと実感できます。
今は電気が当たり前に有り、ガスも当たり前、水道も当たり前、他には家には電話、個人にはスマホが当たり前、おまけにパソコンも、自動車も普通に持っているのが当たり前の時代、昔は自転車でも簡単には買ってもらえなかった。
これが戦後70年で劇的に変わった70年と言うより50年で変わったともいえる。
これが出来たのはやはり税金が安かったからとも言える。
企業に掛かる税金は確かに高いが個人に掛ける税金は安かった事が日本が経済成長出来た理由だと思う。
稼いだお金を使ってもまだ貯金が出来たからこそ経済成長の後押しも出来たと思う。
北欧では子供に財産を残すなと言われる、残しても国にほとんど持って行かれるからだ。
日本では今の子供で政府に文句を言っている人がいる。
例えばこんな人
私から言わせれば文句を言っている子供が馬鹿に見える。
なら他の国で勉強しろと言いたい。
自分の頭の悪さを国や政府のせいにするな!!
こんな人たちが将来「北欧では!」を連呼して日本の国が遅れているような事を言うのだと思う。
タダで医療も教育も出来ない事を自覚しないとダメだと思う。
隣の芝が青いのは気のせいだと気が付かないと恥をかくだけ。
日本は本当に素晴らしい国だと思う。
これほど税金の割に医療も教育も充実している国は他には無いと感じる。
もし今の日本の医療にも教育にも不満が有るなら他の国に行けばよいと思う。