パソコンの仕組みを車に例えて初心者でも解りやすく説明します。
パソコンの仕組って使っているが解らないと言う人が多いので車に例えて出来るだけ解りやすく説明したいと思います。
まずは簡単に例えます。
1 オペレーター(パソコンを使う本人) 運転手
2 BIOS(バイオス) 車体状況
3 チップセット 電子制御コンピューター又は整備士
4 OS(オーエス) 地図
5 CPU エンジン
6 メモリー 道幅と荷台の大きさ
7 HDD・SSD・M.2(エム ドット ツゥ) 倉庫
8 ソフト 荷物
9 デバイスドライバ 各部品の取り扱い説明書
11 キーボード・マウス ハンドル・タイヤ
12 モニター ガラス窓
13 SDカード・USB・CD・DVD・ブルーレイ 貸倉庫
14 LAN 他車との連絡網
15 電源 燃料
15項目に分けました。
1 オペレーター(パソコンを使う本人)
運転手に必要なのは運転方法・交通規則・車の限界を知っているかの知識です。
普通の乗用車に10トンの重さの荷物を積んで運搬できないのは素人にも解りますが、パソコンにはそんな事は何処にも書かれていません。
ソフト側には推薦されるパソコンの性能が書かれている事がほとんどです。
10トンの重さの荷物を運ぶならやはり10トンを積めるトラックが必要になります。
オペレーターの人は最低限このパソコンはどれぐらいのソフトを動かしても大丈夫なのか把握してからパソコンを選ぶべきですね。
運転方法・交通規則無視すれば事故になります。
一個の荷物がいくら軽くても複数積めば積載オーバーになります。
パソコンも同じでソフトを沢山立ち上げればフリーズの原因になります。
運転手は自分の車が軽自動車なのか普通自動車なのか大型トラックなのか位は把握してほしいのです。
パソコンは同じ形でも中身が全然ちがいます。
2 BIOS(バイオス)
車体状況とも言えます。
BIOSはパソコンの現状を把握するためのものと考えればいいでしょう。
車で言えばこの車にはどのタイヤが使えるとか軽油なのかガソリンなのか、エンジンは何を積んでいるとか荷台の大きさとかをチェックして調べる部分です。
BIOSを見るとそのパソコンの仕様が何となく解ると言えます。
3 チップセット
電子制御コンピューター又は整備士と言えます。
チップセットの役目はパソコンに使える部品の識別やHDDからのデーターをCPUに送る順番を決めたりします。
車で言えば 燃料をどの位ピストンに送るとか、この荷台は使えるか使えないかを決めるところです。
またエンジンの回転数うもここの部分が決めます。
4 OS(オーエス)
地図だと言えます。
目的地に行くための地図にも色々なバージョンが有るようにOSにも色々と違いが有ります。
WindowsやMacOSなど他にもLinux系など使い方によって選べると同じように地図にも年々詳細になったり地球儀や古い地図と新しい地図では道が違ったりします。
紙の地図やらカーナビの地図、今ならスマホの地図などで少しずつ違いが有ります。
5 CPU
パソコンにとっては車のエンジン部分になりますね。
エンジンにも色々と種類が有ります。
ガソリンエンジン・ディーゼルエンジン・ローターリーエンジン、今ならハイブリットやモーターだけのも有ります。
またエンジンの排気量によって馬力やトルクが違うようにCPUにも違いが有ります。
当然馬力やトルクが大きければスピードが速かったり沢山荷物を運べます。
6 メモリー
メモリーは車に例えると道幅と荷台の大きさと言えます。
道幅を広げれば車の渋滞は少なくなります。
また荷台を大きくすれば運べる荷物も沢山になります。
道幅幅は、メモリーのクロック数で荷台の大きさはギガ数だと考えれば良いでしょう。
メモリーはよく机の大きさで表現されますがそれだと速さの表現が出来ないですね。
7 HDD・SSD・M.2 (エム ドット ツゥ)
HDD・SSD・M.2はパソコンしたら倉庫だと言えます。
倉庫から出して荷物を積み込むには色々な方法が有りますが。
HDDは手積み、SSDはホークリフト、M.2はクレーンと考えればよいと思います。
当然手積よりホークリフトよりクレーンの方が速く積めるのでM.2がこの中では一番速いです。
8 ソフト
車に例えると荷物ですね。
荷物は大きさや重さと数と種類が有ります。
荷物によってはその車には積めない物もあります。
これがソフトの相性とも言える部分が有ります。
燃えやすい品物と火の出やすい品物を一緒には積めませんよね。
またパソコンによっては専用に使われるのもありますが、タンクローリーを思い浮かべれば解りやすいと思います。
タンクローリーは可燃物専用だったりします。
荷物で重たいのはやはりゲームー系のソフトです。
パソコンでゲームをするならやはりそれなりのスペックが必要になります。
エンジンの馬力もトルクも必要になり道幅や荷台の大きさも必要になります。
9 デバイスドライバ
車で言えば各部品の取り扱い説明書です。
皆さんも経験が有ると思いますが何か電化製品を買ってきて使う時に取り扱い説明書を読まないで感で使う人が多いと思います。
ただそれだと使いきれないで後でこんな機能が有ったと気が付くことが有ると思います。
デバイスドライバはパソコンにその製品の使い方の説明を教えているのと同じです。
10 グラフィックボード・ビデオカード
車に例えるならトランスミッションかな
車はエンジンだけでは走りません当然トランスミッションが必要です。
ただトランスミッションが小さくてダメだとエンジンが良くても荷台が大きくても運ぶためのスピードが出ません。
これは特にゲームや動画に影響が出ます。
11 キーボード・マウス
これは言わずとしれたハンドル・タイヤ部分でしょう。
12 モニター
車ならガラス窓部分でしょうね。
外を見ないと運転出来ませんから。
13 フロッピーディスク・SDカード・USB・CD・DVD・ブルーレイ
車関係なら貸倉庫と言えると思います。
14 LAN
他車との連絡網でスマホや無線と言ったところでしょうか。
15 電源
車なら燃料でしょうね。
最後にこれを持ってきたのには私の経験を少し書き残したいからです。
パソコンの電源には3回ほど泣きました。
一度目は25年程前にメーカー製のパソコンを初めて買いました。
そのパソコンには内蔵タイプのCDドライブが付いていましたが読み込みしか出来なくて書き込みは無理でした。
そこで社外品の書き込みもできる内蔵タイプのCDドライブに取り変える事にしました。
ただ買う前に色々と調べた結果もしかしたら電源不足になるかもとの事でした。
買う際に家電量販店で電源不足に成るかもと何度も念を押して聞きました。
店員は絶対にそれは起きないとの事で買いました。
取り付けて早速調べたら書き込みどころか読み込みも出来ません。
家電量販店に戻り電源不足が起きたと店員に言っても全く相手にされず近くのPCショップに泣きつきました。
PCショップで電源を別な物と交換したら普通に読み書きが出来るようになりそれからは家電量販店ではPCの部品は買わない事にしました。
2度目は今から15年程前です。
自作のパソコンをコタツと同じ電源タップから電源を引き込んでマザーボードが死亡しました。
もちろんパソコンの電源は壁のコンセントから直接引き込むのが基本とは知っていましたがほんの少しめんどくさがって近くの電源タップからコンセントを繋いだのが間違いでした。
3度目は今から4年前です。
メーカーのディスクトップのパソコンですが電源がノートと同じACアダプターのタイプでした。
同じパソコンを2台持っていて、一台が物凄く不安定になり色々と調べましたが原因が解らす、たまたま別なACアダプターに繋げると安定しました。
試しに怪しいACアダプターを安定していたパソコンに繋ぐとやはり不安定なり、ACアダプターでもこれだけ不安定なる事を実感した経験が有ります。
またPCショップで聞いた話ですが、パソコンが不安定で悩んでいるお客さんがいてそのパソコンを店に持って来て調べるが問題無し。
ところが家に持ち帰ると同じ症状が再発する。
そんな事を2回ほど繰り返して、PCショップの店員が家の電源がダメなのではと言う事で家に電源安定器を取り付けたら一発で症状が直ったそうです。
電源は人間で言えば飯です。
車で言えば燃料
燃料が悪いとエンジンまでダメにします。
よくノートパソコンで社外品の互換性のACアダプターやボルトやアンペアが少し違うのを使っている人がいますが絶対にやめた方が良いでです。
純正で20ボルトのACアダプターなのに社外品の19ボルトのACアダプターを使う人がいますが、「ボルトが低いから大丈夫だろう」なんて思っていたらパソコンの寿命を縮める事になります。
建築現場で充電器を発電機で充電すると壊れるのは常識です。
これは電気が安定しないからです。
また延長コードでコンセントから50メートル以上延長して電気製品や充電器を使うと壊れる事が有ります。
延長ドラムで長い距離、電気を伸ばすと電気ロスが起きて電圧低下がおきるためです。
家の中でも電子レンジやエアコンは専用のコンセントが有ります。
これは電気を他の製品に取られて壊れるのを防ぐためです。
話がそれましたが、
パソコンを車に例えて説明しました。
パソコンも車も解らない人には意味有りませんけど(笑)
あくまでも個人的な考えなので違うと言う人もいると思いますがそこは見逃してください。