昔は、ほぼ全ての会社がブラック企業でも仕事が原因で自殺する人は今の方が多い
昨日TV見てブラック企業の話をしていました。
残業をしても残業代が支払われないとか連続120日も休みが無いとかの報道です。
そして、それが原因で実際に仕事を苦に自殺する人は増えています。
ところが昔は仕事が多くても自殺する人は少なかったのです。
実際私も120日連続で働いた事もあれば毎日残業が3時間は当たり前でした。
先輩は180日間休まないで出ていました。
でも笑顔で楽しく仕事をしていました。
それとただ一つ違うのは残業代は削らないでしっかり出してくれました。
私が就職したころは休みはお正月に1週間・月に2日・祭日は無し・お盆に3日程度でした。
今計算すれば残業は年間1000時間は有ったでしょう。
まわりの同業社も同じように仕事をしているのは沢山有りました。
上のグラフは自殺者数全体(棒グラフ左)と労務問題が原因の自殺者数(折れ線グラフ右)
(注意)
平成19年度の自殺総計から、原因・動機を最大3っまで計上したため、18年以前ととの単純比較は出来ないと書いてありますのでその辺も考慮に入れてください。
それをふまえて昭和55年には総自殺者数が20788人の中で仕事を苦に自殺したのが855人、平成25年は総数27283人・仕事を苦に自殺者数が2323人です。
数字だけでも自殺者数は6500人程度しか増えていませんが、仕事を苦に自殺した人は3倍近く増えています。
平成18年以前の統計でも平成18年は仕事を苦にして自殺した人は昭和55年の倍の数字です。
では労働時間はどうなのか?
上のグラフを見ると解る事が有ります。
正規社員の労働時間はほぼ横ばいパートの労働時間は減少傾向ところがパートの労働比率は上昇しています。
これから考えられるのは正規の社員はパートの人数が増えてそれを管理するのが多くなった。
またパートは働く時間が減ったがパートの人数は格段に多くなったと解ります。
これはパートが多いので正規社員の責任負担が多くなったと言えます。
そうなれば、正規社員は責任を果たすために残業するかパートの少し出来そうな人に責任を押し付ける事になります。
昔は責任はみんなで分担するような感じでした。
誰かのミスでも全員でカバーするのが当たり前ですが、今は責任感が強い社員は一人で悩むかパートに責任を押し付けるかの方法で逃げるしか方法が無いのでは?
また残業代が支払われないのは残業代を支払えば基本給から計算したら残業が異常に多い事がばれる。
それでは労働基準局から指導改善命令が出るからでしょう。
私が働きだした頃はいくら残業してもキッチリ払ってもらえました。
また休みたいときは言えば平日でも簡単に休みが貰えました。
これが昔と今では仕事での自殺者の数が増えた原因ではないでしょうか?
要するに「働き方改革」とか言って残業は「悪」、「働き過ぎは悪」のような風潮が逆に個人の負担が増えて仕事での自殺者を増やしていると思います。
日本が高度経済成長出来たのは今のクソ爺がクソ働いたからなのは間違いないです。
日本人の一人あたりのGDPも物価指数を考慮にいれれば今と昔を比べれば多分降下している言えると思います。(推測ですが)
GDPは総生産にしても個人にしても上がっています。
また週休3日制とか言いだしている所も有ります。
こんな事をすれば個人の負担が増えるのは目に見えています。
日本人が働かなくなって一番喜ぶのは中国や韓国ではないでしょうか。
GDPの1%が日本の防衛費です。
GDPが上がらないと防衛費も上がりません。
また日本人が働かないと物作りも遅れます。
韓国は日本と同じような物を海外に輸出しています。
競争相手が働かない事は韓国にとっては願ったり叶ったりです。
仕事のし過ぎではダメですが、マスコミが働き過ぎと報道するのも少し疑う事も大切です。
最後に、アメリカ人は日本人より年に45時間も多く働いています。
そんな国から「過労死」が多い国とレッテルを張られています。
日本人はマスコミの報道を鵜呑みにしない方が良いと思います。