夏なので「本当にあった不思議な話」その一
私は人生の中で「不思議」な体験を3回しています。
今日はその一つ目を書きたいと思います。
私が23歳ごろ旭川から札幌に引っ越しをしました。
会社自体が札幌と旭川に有り仕事の重点が札幌になった事が引っ越しの理由でした。
引っ越し先は新築の3LDKのアパートで私が新築最初の入る住人でした。
アパートの場所も良く直ぐに満室になりました。
そこでは何もなく6年程過ぎました。
ところがある日を境に寝室で寝ていると生まれて初めて金縛りにあいました。
最初の頃は月に一度程度の金縛りがあり、日を重ねるうちに金縛りの頻度が増えていきました。
その際には赤ん坊が足の方からはいはいをしながら私の顔の方に来たり、両足を持ち上げられたり、人が馬乗りに乗っかってきたり取りあえず色々な幽霊?が私の所に来たのです。
女の人・赤ん坊・軍人・老婆や私の体を引っ張られたり足だけ持ち上げられたりと内容もバラバラです。
しまいには2~3日おきに金縛りにあい、私は寝室から別の部屋で寝る事にしたのです。
別の部屋ではそれほど多くの金縛りにはあわないので寝室に問題が有るのかと思い寝室に線香を焚いたりもしました。
時々試しに寝室で寝たりもしましたが、やはり金縛りは起きます。
近くにお墓が有る訳でもなければ、自己物件でもありません。
金縛りにあう部屋は寝室が一番多いのです、別の部屋での金縛りは2回しか有りませんでした
本当に不思議でした。
線香を焚きましたが別に部屋に何かが居るような感じも有りません。
そんな事が起きて1年が過ぎた頃です。
何となく寝室を見ていると「ハット!!」気が付いたのです。
実は引っ越しをして金縛りにあう1か月程前に部屋の模様替えをしてそれまでベットの枕の方向を西から北に変えたのです。
そうなんです、模様替えをして北枕にして1か月過ぎた頃から金縛りが始まったのです。
北海道では北枕は死者の寝る方向です。
親からは北枕は縁起が悪いからダメだよと言われていましたが、そんなの迷信と思って気にもしていませんでした。
そこで直ぐに北枕のベットの方向を元の西向きに変え、最初の1か月は時々金縛りにあいましたが1か月過ぎてからは金縛りにあう事はなくなりました。
北枕にして1か月後に金縛りが始まり北枕をやめて1か月後まで金縛りがあったのは本当に不思議です。
別の部屋では西枕になっていました。
そこのアパートには10年住みましたが金縛りに有ったのは北枕の期間だけでした。
そんな不思議な話でした。